LAユリ
ロンギフローラム・アジアンティック・ハイブリッド・ユリ(通称、LAユリ)は、ユリ特有の香りが控えめなことが特徴で、ユリの香りが苦手な方でも存分に楽しめます。
オレンジ色や黄色といった明るく発色の良い色が多いので、お客様を向かえる玄関や応接室、家族団らんの食卓やリビングなど、和室・洋室を問わずどのような場所にも合わせることが出来ます。
ロンギフローラム・ユリ(L)
LAユリの"L"
ロンギフローラム・ユリの代表種は「テッポウユリ」となります。
テッポウユリは、大きいトランペット状の白い花が外側に向いて咲き、香りの高いことが特徴です。
アジアティック・ユリ(A)
LAユリの"A"
アジアティック・ユリは「スカシユリ」の総称となります。
ユリの香りが無く、切り花として活ければ長く楽しめる優秀な花です。
ユリの大生産地、
深谷市
深谷市は埼玉県北西部に位置し、東京から70km圏にあり、平成18年1月1日に岡部町、川本町、花園町と合併し、人口約14.6万人の新たな深谷市として生まれ変わりました。
利根川と荒川という関東地方を代表する河川に挟まれ肥沃な土が蓄積し、その土台の恵みを受けながら人々の豊かな営みを受け継いで来ました。
県下有数の農業地帯であり、近代日本経済を築いた「渋沢栄一」の誕生の地でもあります。
深谷市の
ユリ切り花のあゆみ
1950年台
チューリップの後作としてスカシユリ(アジアティック・ハイブリット)の切花生産が始まる
1960年代
新潟堀之内との球根取引が開始
栽培技術の向上、球根冷蔵庫が整備される
1970年台
国内育種品種の生産だけでなく、オランダで育種された品種も生産を始める
北海道産のスカシユリを導入し、生産品種の幅を広げる
1980年台
ユリ切り花の抑制栽培技術が確立し、周年生産の技術基盤が整う
1990年台
隔離検疫撤廃によりオランダからの輸入球根が増加
ふかや農協藤沢支店ユリ部会が発足
OH(オリエンタル・ハイブリット)の本格導入・生産販売
ユリ切花生産の大規模化により、生産急増
2000年台
LAユリ(ロンギーフローラム・アジアティック・ハイブリット)の本格導入・生産販売
南半球産の球根導入
スリーエフクラブ 発足
Fブラザーズ 発足
2014年
ふかや農協藤沢支店ユリ部会、スリーエフクラブ、Fブラザーズの中から、LAユリ生産者たちにより「JAふかや深谷ゆり部会」が発足
現在
深谷市を中心に栽培され埼玉県が全国一の生産で、全体の約15%を占めている
JAふかや深谷ゆり部会は、LAユリの生産が多く、全国一のLAユリ共販出荷組織となっている