深谷ゆりの
生産プロセス

深谷市で生産されているLAユリの栽培から出荷までのプロセスをご紹介いたします。

球根の仕入れ

さまざまな品種のゆりの球根がオランダから輸入され、深谷の大地に根をはります。

球根が入っているコンテナが積まれている画像

確かな品質の球根が
美しいユリの花を咲かせます

ユリの球根はほぼオランダからの輸入となっていて、時には現地オランダまで行き球根の状態を確認し、品質のチェックをしています。

オランダからの輸入により仕入れた球根は冷蔵保管され、出荷したいタイミングから逆算してビニールハウスに植え込みを開始します。

出荷までは、球根を植えてから60日~120日前後の日数を要します。

球根の植え付け

ユリの生産に申し分のない肥沃な深谷の土に大切に植えられます。

丁寧に、丹念に、ひとつずつ

深谷市の地質は、風に運ばれてきた火山灰、火砕流や土石流となって運ばれて蓄積した関東ローム層で出来ています。

水はけの良い土地はユリなどの球根植物にとっては絶好の栽培環境となっています。

球根の発芽

生産過程において、ここからの水の管理が非常に重要となります。

優しく、ふっくらと芽吹きます

土地が水不足に陥ると枯れてしまいますし、逆に水分量が多すぎると成長した茎が柔らかくなってしまいます。

そのため球根に水を与えるタイミングを絶妙に調整しなければならないため、生産者の長年の経験と高度な技術が必要です。

発芽後の成長

最適な気温、水分量、光量によってユリにとって穏やかな空間を作り上げるため、徹底した環境管理を行います。

伸びやかに成長するユリ

ユリは茎が長く、風に吹かれると茎が折れてしまうこともあります。またユリが揺れる程度の風でも花同士が擦れて茶色く変色してしまうためビニールハウスでの栽培が基本です。

日差しが強く湿度の多い夏場は、ビニールハウスに遮光ネットをかけたり湿度を下げるため換気を行うなど、最新の注意が必要となります。

刈り取り、選別

ユリの成長具合をみて最適なタイミングで一本ずつ優しく丁寧に刈り取られ、重さや輪数(蕾の数)によって等級がわけられます。

深谷ゆりの刈り取り、選別

ふっくらとした蕾が出荷の合図

等級わけされたユリは「深谷ゆり」のデザインが美しい専用の箱に大切に箱詰めされます。

出荷

箱詰めされた「深谷ゆり」は、中の花を傷つけないように丁寧に運搬用のトラックに積まれ運ばれます。

全国のユリを愛する皆様へ届けられます

周年栽培されているユリは一年を通して途切れることなく栽培・出荷され、全国各地の市場へ旅立っていきます。